日本語教室の交流会とは

都内で日本語教師として働いていた時、
交流のあるいくつかの日本語教室が集まってサッカー大会を開いた事があります。

サッカーを通じた交流

日本語教室にはサッカー好きな外国の方が多いので、
それなら教室ごとに対抗してサッカー大会を開こうと言う事になり、
10校ほどの参加で実施される事になりました。
その事を生徒達に話すと大盛り上がりで、他の教室には絶対負けられないと言う雰囲気になり、
教室の中でサッカーに自信のあるメンバーが立候補してチームが結成されました。

1チームでは足りない場合はAとBと言う2チームまで作成出来る事になっていたので、
私の日本語教室では人数が多かったので2チーム作成です。
サッカー経験が有り、もう少しでプロになれるくらいのレベルの生徒が何人か居て、
教室が終わった後に近くの運動場で初めて練習した時には驚きました。

日本のチームだったらプロになれるんじゃないかと思うくらいだったので、
「これは優勝出来る!」と思って応援するだけの私も期待が大きく膨らみます。
大会が開催されるまでの2ヶ月くらいの間、教室内はサッカー大会の話題でもちきりでした。
教室が終わった後にはみんな毎日練習をしているようで、私の想像を超えた盛り上がりだったので、
私も大会当日がとても楽しみです。

いざ、大会!!

大会当日は7月初頭の暑い日で、都民運動場のようなサッカー場を借り切って開催されたのです。
都内の日本語教室が10校集まり、その関係者や生徒の家族も集まりましたので、
かなりの人数が参加する大運動会みたいになっています。

各チームは試合がしやすいように揃いの格好をする事になっていたので、サッカーのユニフォームを作って参加していた教室も有り、
私達の教室は揃いのTシャツを来ていただけだったので、
「ユニフォームを作れば良かった」と話していたのを覚えています。
試合開始で、草サッカーのようになるのかと思いきや、
各チームとも素晴らしい選手が揃っており、そこらの実業団よりは確実に強い感じです。

一目でサッカー経験者の高レベルと分かる人が各チームに数人は居ましたので、かなりハイレベルな試合になりました。
結果を言うと、私の教室は第三位に終わったのです。
優勝したチームが異常に強くて、トーナメント形式で開催したので途中でそのチームに負けてしまい、
三位決定戦で勝って三位になりました。

大会が終わって・・・

盛り上がりましたので来年も開催と言う話になり、「来年こそは優勝するぞ」と皆で誓い合いました。
その大会は何故かテレビカメラも来ましたし、カメラを持ったサッカー関係者らしき人が多く居たのですが、
その後その大会で活躍した他の教室の選手が何名か実業団に入団しましたよ。

なんでも海外の有名なチームに少し在籍していた人も居たそうで、
思いつきで始めたサッカー大会から社会人リーグのような所に生徒が羽ばたくとは思いませんでした。
日本語教室で学ぶ生徒は実にいろんな生徒が居るのを知らされた大会でした。
日本語教室には優れた特技を持った生徒が沢山居るので、
その特技を活かして進路を考えてあげるのも日本語教室の役割だなと思います。